マップ別 戦術解説
Rails and Metal - 戦車と軌条
攻めと守りのポイントが明確でバランスが取れているマップ。自陣側の燃料+10は必須として、加えて中央の燃料+5とVPも狙いたい。また国防以外の陣営でマップ左上や右下でスタートした場合は、相手側の燃料のカットも狙いたい。アメリカでは難しいが、相手を惑わすためにも必要。
連合は軽車両や砲撃が出てからが攻撃の本番となり、MGや歩兵を狙って相手を下げた後に3VPを取ってしまってVPを圧迫する。VP押しが肝なので無用に前に出ずに、近くのヘビーカバーに歩兵を入れたりMG陣地を作って相手を前に出さない。
枢軸は国防が歩兵かスナイパーを多く作って連合歩兵と戦い、相方のPEか国防がACやプーマを出して最終的にパンターに繋げることになるが、パンターは相手の戦車を見てからでも十分で急がないこと。相手のMPを削る意識が大事。大抵105mmや25ポンドが厄介なので、PEなら必ずフンメルを出したい。
Mcgechaen's War - マックゲハンの戦争
西側の自陣側の燃料+10は必須で、その上相手側の燃料+10まで取れれば圧倒的優位になるので連合は狙い車両で勝ちたい。逆に枢軸は自陣側の燃料+10と左か中央のVPを、国防ならMG42と歩兵とPakで、PEならPGとMP44持ちPGで守りパンターを出してボカージュを壊せば戦いやすくなる。
地味に東端に燃料+5が2つあるのでここを疎かにしない。取れなくてもせめてカットして相手に渡さないことが重要。東側に戦力を割くのは難しいので、地雷と歩兵1分隊だけなど最小限で管理したい。
Gilroy's Harbor - ギルロイの港
連合は東側、枢軸は西側でスタート。
枢軸が有利で、左下が国防、そのすぐ上がPEが良い。PEは「歩兵+迫撃砲HT+パンター」の役割で、速やかにパンターを召喚する。迫撃砲HTはパンターの後でも構わない。PGは4分隊ほどでなんとか誤魔化し、敵車両をパンターで迎え撃つ。ルフトを取り、敵戦車が集中していれば弾薬200のヘンシェルを使い、カモフラージュケッテンで視界をとれば簡単に撃破できる。焦土もナシではないが、フンメルもセクターアーティラリも決め手に欠ける。
国防は橋や狭所をタンクトラップやワイヤーで封鎖しつつ、2MGで敵の足を止めてPGと一緒に耐える。弾薬や燃料にOPを作りPEにパンターを早めに出してもらいつつ、自分はT2ヘビーでVet3グレンにシュレックを持たせ、先鋒で敵車両や敵施設へ攻撃する。パンターが安心して戦うにはVet3グレンの先導が必要。機関銃陣地や17ポンドなどのPEが苦手とする施設もどんどん壊せる。ただし砲撃が必ず飛んでくるので集中しすぎないこと。ドクトリンはテラーでジールとファイアーストームとV1を取る。戦車はPEのパンターだけで十分。T4は必要ないが、歩兵で突っ込んでくる相手ならオストヴィント1両あると楽。その時はKCHを作るのも可。スツーカは集団率が悪いので作らないほうが良い。修理バンカーも1〜2つ欲しい。
以上のような枢軸の編成を考慮した上で、連合が勝つには何かで超越する必要がある。
米軍はライフルですぐに攻めて敵のキャプを妨害して進化を遅らせる。M8は役に立たないのでBARライフルをM3ハーフトラックで前線補充してATGも使う。早く5CP行きたいのでOPをいくつか作り、敵からある程度離して105mmを3つ作りライフルで攻めつつ敵を砲撃していく。終盤ではM10かOMCGを使う。英軍なら機関銃+迫撃砲陣地+17ポンドで時間を稼ぎつつ25ポンドやプリースト、そしてファイアフライを作っておく。シュレックやPakで壊しに来るので迎撃用に歩兵を準備しておくこと。相手がスツーカを作ってきたら正面戦力がいない証拠なので攻めてもいい。英軍の歩兵スパムやレンジャー・エアボーンスパムはややリスキーな印象。
Hedgerow Siege - ボカージュ包囲戦
いかに早く敵のHQどれか1つ破壊するかで勝負が決まるマップ。2軍で1軍のHQを破壊しよう。
左側の英軍の位置が最も弱く、HQが敵側に近いため砲撃に弱い上に前進しづらいボカージュの配置で、しかも機関銃陣地の配置が悪いため簡単にHQへ横から入れてしまう。この位置で国防でスタートするとかなり難しく、MP40持ちVolksと迫撃砲を組み合わせて戦って生き延びよう。
両陣営の中央側は前線まで遠いため、いかに敵を倒すか、友軍を助けるか腕が問われる。無印陣営の場合は弾薬+10にOPを2つ作り、友軍の弾薬を増やすと同時にCPを溜める。中央VPの敵側の方まで取れれば敵の移動ルートの遮断にもなるため理想だが、維持し続けるのはかなり難しい。機動性を活かして臨機応変に友軍を支援するか、逆にしっかり構えて敵側のVPを狙う。
その他の3箇所はいずれも立地は普通で、目の前の敵との間のVPを取ることが重要。一度取ったら機関銃陣地を作ったり、迫撃砲やStuHを配置することでキャプチャを防ぐことができる。特に英軍の迫撃砲陣地やStuHは非常に強力。
連合としてはとにかく砲撃重視で敵HQを早々に破壊しよう。HQさえ破壊すればその陣営はかなり弱体化する。国防の場合はPakが砲撃を受けやすいので、タンクトラップを作って敵車両の動きを制限しよう。オストヴィント1両が出ると敵歩兵の突撃が止まる。PEは国防以上に対戦車が難しいので、5PGと迫撃砲HTで戦いつつ、一刻も早くパンターを出して機動的に戦えるようにする。敵の軽車両にはATHTも必要になるだろう。
Scheldt - スケルデ川
非常に人気が高いマップ。ユニットの生産・動きを誤ると大変厳しい展開になるため、定石を覚えよう。
連合の右下側は必ず英軍でプレイし、右下の枢軸へ全力で攻撃する。最初にブレンキャリアを生産し、リコントミーと共に橋を渡った弾薬+10のキャプチャを目指す。追加生産のトミーで迫撃砲陣地と機関銃陣地を橋の目の前に作って援護しよう。あとは砲撃でHQを破壊するか、車両で侵入する。
連合の上側2陣営は中央の島を狙うが、距離が遠いため基本的には取れない。迫撃砲やスナイパーで勝つか、右下の敵を攻撃してもいいだろう。
枢軸の右下はもっとも辛く、英軍がひたすら攻めてくるのでなんとかHQを壊されないように戦う。理想は橋を封鎖したいが間に合わないため、目の前の弾薬+10を敵に渡さず時間を稼ぎ、味方が助けに来るのを無理せず待とう。PEではなく必ず国防でプレイすること。
左下の枢軸はPEでプレイし、PGを4〜5作り無理せず遠距離で撃ち合いつつ、燃料はマーダーに集中する。マーダーは17ポンド以外は圧倒的な早さで壊せるため、右下の国防の目の前に並ぶ敵の迫撃砲陣地や機関銃陣地をどんどん壊して助けてあげよう。17ポンドやATGが配置されたら無理しないこと。Pakでは迫撃砲で倒されてしまうため、必ずマーダーがこのマップには必要となる。
左上の枢軸は国防でプレイし、目の前の小橋を4パイオで直してMGを燃料+10の建物に入れて敵がキャプできないようにし、スナイパーを作って敵のスナイパーを狙う。Pakを急ぐ必要はなく、OPとMGとスナイパーにマンパワーを注いで敵を押していこう。T2から迫撃砲も出したい。ドクトリンは必ずテラーにして、ファイアーストームで橋やトレンチを破壊する。またゴリアテを使えば右側の橋を橋の上のユニットもろとも一撃で破壊できる。