乗り物チュートリアル 03
それでは実際にBlenderを使って作業を始めます。
Blenderにヒトをインポート
まずBlender 2.49bを起動してください。
ちなみにBlenderにはショートカットキーが設定されまくっているため、迂闊にキーボードを押すとアクションを起こしてしまうので注意してください。ショートカットキーの説明のページを作ってみました。一切読まなくても進められるように説明はしています。
もしもミスって最初から始めたい場合、上段に見えるメニューから、「File > New」と進めばOKです。Blenderの初期状態に戻ります。また、多くの操作は<Ctrl+Z>で元に戻せます。

インターフェイスは自由に変えることができます。Web/Blender Studio+様で詳しく表示の変更のやり方が説明されていますので、変えたい方はどうぞ。特に3D View(モデルを表示している画面)は2つ以上にして、様々な角度から確認するほうがいいと思います。Web/Blender Studio+様では丁寧に解説されていますので、そちらである程度吸収してからのほうがスムーズかと思います。
ファイルをインポートする前に中央に見える四角い箱、メッシュが邪魔なのでこれを消します。四角い箱を右クリックすると選択されるので、そのまま<x>を押して消去してください。
※<x>とあったら、キーボードのXキーでという意味です。
SkeletonEdit.nifをインポートする
上段に見えるメニューから、「File > Import > NetImmerse/Gamebryo(.nif & .egm)」と選択してください。「NetImmerse/Gamebryo(.nif & .egm)」がない場合は、「Blender NIF Scripts」の導入に失敗しています。
ファイルの選択画面になったら、「ups19746.zip」の中にあった「skeletonEdit.nif」を選択し、Import NIFボタンをクリックします。

「Restore Default Setting」を一度クリックして設定をデフォルトに戻し、「Import Animation」をクリックしてオフに、「Import Skeleton Only + Parent Selected」をクリックしてオンにします。↑の画像のようになったら、左下のOKボタンを押してください。すると「skeletonEdit.nif」がインポートされます。

ワイヤーフレームのカカシが立っていればOKです。ただしカカシのままでは何が何だかわからずポーズを作るのが困難なため、肉体もインポートします。
ヒトのメッシュ(肉体)をインポートする
まずカカシ(スケルトン)全体を選択して指定しておく必要があります。<a>を押すと全選択・全解除ができるのですが、これを使うとカメラとランプまで選択してしまうので、カカシを右クリックしてカカシ全体だけがピンクになっているのを確認して下さい。
そうしたら先程と同じく「File > Import > NetImmerse/Gamebryo(.nif & .egm)」でヴァニラから抽出しておいた「headhuman.nif、upperbody.nif、hand.nif、lowerbody.nif、foot.nif」の内のどれか1つを選択します。

「Restore Default Setting」を一度クリックして設定をデフォルトに戻し、「Import Animation」をクリックしてオフに、今度は「Import Geometry Only + Parent To Selected Armature」をクリックしてオンにします。↑の画像のようになったら、左下のOKボタンを押してください。
インポートに成功すると、体のメッシュが表示されます。そのまま同様に、残りの4つのメッシュもインポートしてください。インポート前には、カカシを右クリックしておくのを忘れないでください。

全ての体のメッシュをインポートすると上の画像のようになります。カカシを動かすことで肉体を動かすのですが、Z軸方向へ1.0ズレているのでこれを直します。
まず、3D View(カカシと肉体が表示されている画面)の下にあるパネルで「Object Mode」にして下さい。次に、体のメッシュをどれか1つ右クリックで選択し、今度はシフトキーを押しながら他の体のメッシュも右クリックで選択していって、体全体が選択されている状態にしてください。
そうしたら<g>を押して移動させます。Z軸方向にだけ動かしたいので、<g>を押した後に<z>を押してください。同様の操作でX軸やY軸だけの移動も可能です。
今回はちょうど1.0だけ移動したいので、数字キーやテンキーから「1」と入力してエンターキーか左クリックで確定してください。これで肉体と骨格が一致しました。