SSD+BSAの最強環境構築ガイド 01
ヴァニラのメッシュとテクスチャ、バグ修正パッチ、日本語化パッチが必要なので最初に用意します。
ヴァニラのファイルの準備
まずヴァニラのファイルですが、OBMM(Oblivion Mod Manager)を使ってファイルを抽出します。
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OBMMを起動して、右側のメニューの「Utilities > BSA browser」をクリックし、左下の「Open」ボタンをクリックしてOblivionデータフォルダにある「Oblivion - Meshes.bsa」を選択します。そのbsaファイルに含まれるファイルが列挙されるので、下にある「Extract all」ボタンで適当なフォルダに展開します(仮にAというフォルダに展開したとします)。
展開が終わったら下にある「Close」ボタンで閉じて、今度は「Oblivion - Textures - Compressed.bsa」を先とは別の場所に展開してください(Bというフォルダに展開したとします)。
2つのbsaファイルの展開が終わったらまとめます。Bフォルダを開くと「textures」フォルダがあるので、これをAフォルダに移動します。「textures」フォルダが「meshes」フォルダ等と同階層に位置していれば正解です。最後に、わかりやすく「Vanilla」というフォルダ名にしておくことにします。

公式MODを持っている場合は「DLC〜.bsa」内のデータも同様に展開してVanillaフォルダに入れてください。インストーラーで持っている場合は、インストーラーを起動するとDataフォルダに「DLC〜.bsa」を作成するので、それを展開してください。公式MODのespもVanillaフォルダに入れておきます。以降の画像では手違いで公式MODのespが入っていませんが(Patch.espのみ入ってる)、気にしないで下さい。
SI(Shivering Isles)は私は持っていないのでわかりませんが、bsaなら展開してVanillaフォルダへ、「Meshes」などのフォルダのデータならそのままVanillaフォルダへ入れれば多分OKです。
パッチ類の準備
下記からDLして下さい。SIが無ければUSIPは要りませんし、公式MODがなければUOMPは要りません。
- Unofficial Oblivion Patch (UOP) v3.2.0
- 122.1MBのUnofficialOblivionPatchv3.2.0Manual.7zをDLして下さい。
- Unofficial Shivering Isles Patch (USIP) v1.4.0
- 21.7MBのUnofficialShiveringIslesPatchv140Manual.7zをDLして下さい。
- Unofficial Official Mod Patch (UOMP) v1.5
- 4.3MBのUnofficialOfficialModsPatchv15Manual.7zをDLして下さい。
- Unofficial Oblivion Patch Supplemental v3.3.5
- UOP v3.2.0からさらにバグを修正します。
- Unofficial Oblivion Patch Supplemental v3.3.5(日本語化用パッチファイル)
- 上記全てを日本語化するパッチです。
全てDLしたら展開します。私の場合、Wドライブ直下に「00」というフォルダを作り、その下で作業することにしました。DLした全ての圧縮ファイルを「00」フォルダに入れて、そこで全部そのまま展開しました。私はSIを持ってないのでUSIPはありません。

フォルダ名があまりにわかりづらいので適当に変更しました。やらなくても問題ないです。
- UOP: UnofficialOblivionPatchv3.2.0Manual
- UOMP: UnofficialOfficialModsPatchv15Manual
- USIP: UnofficialShiveringIslesPatchv140Manual
- UOPS: Unofficial_Patch_Supplementals-27710-3-3-5
- 日本語化パッチ: UnofficialOblivionPatch335しとしんAchi準拠日本語パッチ01
ついでに、先に展開したヴァニラのデータを持ってきています(Vanilla というフォルダ名)。
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Oblivion Clarityさんによると、HGECなどの体型変更MODを使用する場合は、UOPのMesh/TextureからArmor・Clothesフォルダを削除する必要があるようです。まず間違いなく体型は変更するので削除しておきます。
Dataフォルダを順にヴァニラに上書きしていく
各Dataフォルダの中身をVanillaのフォルダへ上書きしていきます。順番は以下の通り。
- UOP
- (USIP)
- (UOMP)
- UOPS
やり方は、まずVanillaのフォルダにUOPのDataフォルダの中身を上書きして、次にUSIPのDataフォルダの中身を上書きして、さらにそこにUOMPのDataフォルダの中身、UOPSと上書きしていきます。USIPはShivering Islesがある時のみ、UOMPは公式MODがある時だけ入れます。
UOPSだけ少し特殊で、公式MOD・SIの有無によって変わります。

「00 Unofficial Oblivion Patch Supplemental」フォルダは必ず必要ですが、「01〜08」は各公式MODがあれば、「09 Unofficial Shivering Isles Patch Supplemental」はSIがあれば入れてください。各フォルダをDataフォルダと見立てて、その中身をVanillaのフォルダに上書きすればOKです。
私の場合、SIは無くていくつかの公式MODは持っているため、「00〜08」までを入れました。「01〜08」までの公式MOD用のファイルはespファイルだけなので、深く気にする必要はないです。不要ならアクティブにしなければいいだけなので。
ちなみに「全上書き」をすることに注意してください。普通にエクスプローラからコピーすればそうなりますが、FastCopyなどのソフトだとコピー動作の初期設定が「差分(日付)」だったりするので注意です。
さて、全てVanillaフォルダに入れると以下のようになります。もちろん公式MODやSIの有無によって多少違いますが。ちなみに、Vanillaフォルダに移動後は、UOPなどのパッチフォルダはもう消して構いません。

これがベースとなる「ヴァニラ + 修正パッチ」のファイル群です。QTPのようなグラフィックMODを入れない場合、これでbsaファイルを作ればOKです。
と言っても、ほとんどの場合はグラフィックMODを入れると思うので、次のページではそちらの解説をします。日本語化とespファイルと「Sound」フォルダについてはbsaファイル作成とは関係がないので一旦放置して、後で解説します。