常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

ホンダ スーパーカブ50 (HONDA SuperCub50)

愚かな管理人の最初のバイク、かの著名なホンダ スーパーカブ50 のお話です。最強の耐久性、メンテフリー、スピード、積載性、デザインと、悪くないバイクです。初めてのバイクとして、練習に最適です。

カブでライテクを磨く?

カブで練習になるのか? ありえないでしょう。遅いし、とろいし、ダサいし、そもそもニーグリップだってできないじゃん。いえいえ、これがなかなか練習になります。

作成:2008年8月25日
カテゴリ:ホンダ カブ50

カブのイイところ

なんでカブなのか。謎ですよね。だってカブっていったら、あの遅いバイクですから。でも魅力はたっぷりあるんです。挙げてみます。

壊れない。

まず壊れないこと。せいぜいステップが曲がったりミラーが外れたりするくらいで、これらは簡単に直せます。信頼性はもちろん最強です。転んでも乗り手が怪我をしにくい構造になっているのも大きな利点です。

操作に対して忠実な動きをする。

乗り手の意図した通りの動きをすることは、上達には必須でしょう。例えば、SS(スーパースポーツ)なんかはちょっと曲がるきっかけを作るだけで勝手に曲がってくれますが、これではどういう動きをすれば最高の動きができるのかがわかりにくいです。あまりに性能が良すぎるため、多少強引にいったってそこそこ曲がれてしまったりします。

その点、カブならしっかり操作しないと全然曲がりません。もともと緩慢にできていますからね。でもなかなかどうして、ちゃんと操作すると非常にクイックになったりします。意図した通りの動きしかしない、意図しない動作はしないわけです。

ミニバイクやスクーターなどとは違い、ちゃんと17インチのタイヤを履いてるというのもイイですね。カブから他のバイクに移行する際に、違和感を抑えられます。

カブのワルいところ

もちろんあります。どう捉えるかによりますが…。

タンクがシートの下にありニーグリップ不可、遠心クラッチである。

これは大きいですね。遠心クラッチだと左手のレバーがなく、シフトペダルの前か後ろ側を下げるだけでシフトチェンジとなります。これは割り切って、他のバイクなどでクラッチワークは練習するしかないです。

他方のニーグリップですが、これは擬似的にシートの前の方の細くなっているところを太ももで挟めばそれっぽくなります。またニーグリップでなく、シート後ろ端に座りそこに荷重をかけて曲がる方法もなかなかいけます。上半身の前傾・左右への傾け具合、荷重をかける尻の部分を動的に変えたりしてバイクの重心の軸に乗り続けると、緩慢なイメージがつきまとうカブとは思えない動きも容易にできます。

ですから、妥協できる範囲と考えても悪くないと、個人的には思います^^;

パワーがない。3速だとギア比がキツい。

カブ90ならいざ知らず、カブ50はかなりパワーがありません。少ないパワーでいかにスピードを落とさずにコーナリングをうまくこなすかが重要になります。また立ち上がりで1速と2速の間が欲しいと思うことはよくあります。その辺も勘案してやるしか…。

原付で軽すぎ。悪い癖がついたり、ビッグバイクへの移行に苦労するかも?

これは利点でもあるのですが、50も90も原付なので当然軽いです。私も昔やっていたんですが、楽に扱えるからといって強引にリーンアウトにしたり腕で曲げたり…と、意識していないといくらでも悪い癖がつきます。また軽いですので、カブで実践できたものがビッグバイクでも簡単に通用するということはありません。ですが、カブで「バイクの操作の法則性」のようなものは見つけ出せると思います。

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