常識すぎて誰も語らないバイク話

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バイクのお話

バイクへの考え方や接し方、また実際のところとかを自分の経験を交えて書いています。

バイクレースの種類を調べてみた!

最近、バイクのことで頭が一杯な管理人です。これまでない程にサーキットで練習して上達したい一心で、サーキットを走ると充実感で満たされます! 最近はゲームも飽きたしで、時間があればバイク関連のことを調べています。

作成:2018年1月5日
カテゴリ:バイクのお話

そんな中、サーキットを走るならレースのことが気になるのも当然で、私はこれまでMotoGPとかそういうレースをほとんど知らなかったのですが、ちょっと気になってきたので調べてみました! まだまだ調べている途中なので間違っていたり説明が足りない部分がありますが、今後訂正していきます。

サーキットで行われるレースで一般的に想像されるものは以下のものがあります(リンク先はWikipedia)。

MotoGP
1000(MotoGP) / 600(Moto2) / 250(Moto3)の3クラスあり。特に1000ccクラスは改造範囲が広く、最も有名でバイクレースの頂点
SBK (スーパーバイク選手権 WSBとも言う)
1000cc 市販車ベースの改造車両でMotoGPよりも改造範囲が狭いため、より市販車の性能に影響を受ける
WSS (スーパースポーツ世界選手権)
600cc 市販車ベースの改造車両でSBKよりさらに改造範囲が狭い
スーパーストック1000選手権
1000cc ほとんど市販車の状態の車両であるため市販車の性能が大きく影響する

MotoGP

バイクのレースといったら皆イメージするのがMotoGPだと思います。あの超有名なロッシが現在参戦しているのもMotoGPです。2001年までは2スト500ccのレースでMotoGPではなくWGPという名前のため、4スト化された2002年以降を見ていきます。

2002年〜2006年は990ccであり、それまで2ストだったのが4スト化される一新ぶりだったので、チャンスとばかりにカワサキもZX-RRで2002年途中から参戦したが、良い結果を残せず終わります。フィードバックされた最初の市販車が悲劇のC型10Rです。

2007年〜2011年は800ccに縮小されました。安全上の理由からだそうです。2009年頃から、改造範囲を狭めていきコストを削減する試みが始まっています。カワサキもワークスは2009年で撤退してしまいましたし。

2012年からは1000ccに戻り現在に至ります。引き続き改造範囲縮小によるコスト削減が行われており、ECUの統一は大きかったようです。またそれまでタイヤがブリジストンで統一だったのが2016年からはミシュランに変わり、しかも16.5インチから17インチ化されて相当な変化があったようです。

改造範囲が広いためメーカーが威信をかけてワークスチームで戦っており、マシン・ライダー共に世界最高水準のレースです。ただし逆に言うと、市販車とは大きく違う車体なので、フィードバックはあるとは言え市販車の性能・特性とは大きく異なり、市販車を比較する際の参考にはあまりなりません。

Moto2とMoto3は省略。

SBK (スーパーバイク選手権)

市販車で150台以上販売された4スト1000ccの改造車両で戦われるレースで、MotoGPより改造範囲が狭くしかも市販車ベースのため、より市販車と関係しています。MotoGPに比べると人気がイマイチのようですが、SSの性能を比較するには有用だと思います。

2003年までは4気筒は750ccまで、2気筒は1000ccまでのためドゥカティがずっと強かったのですが、ホンダが4気筒750ccのRC45でなくVTR1000SP1/2を全力開発して投入した結果ドゥカティに勝ってしまい、その後に主催団体とホンダは2004年からタイヤをピレリで統一する件でゴタゴタがあり、ホンダはワークスチームを撤退させてしまったそうです。

ホンダが強すぎた結果、嫌われてしまったようですね。さらに2008年からはドゥカティが1200ccの1098を参戦させるため、2気筒は1200ccまでOKとルールを変えてしまっています。ドゥカティが尊重されている模様です。

現在はホンダは相変わらずワークスでは参戦していませんが、逆にMotoGPをやっていないカワサキは力を入れており、2012年(JK型が定まってきた頃?)から結果が出ており、2015年から2017年までは三連覇しています。逆にヤマハのR1は結果が出ず。

と言ってもレースの結果はメーカーがどれだけ力を入れているかが重要なので、SBKに完全に集中しているカワサキが有利な部分はあります。他の多くのメーカーはMotoGPと掛け持ちとなっているので。

またこの結果だけ見て、ZX-10Rが1000ccのスーパースポーツの中で最速なのかというとそうではなく、あくまで市販車をベースに改造を加えているためそのまま受け取ることが出来ません。

そこで、ほぼ市販車のまま戦われているのが…。

スーパーストック1000選手権

かなり影が薄く日本語の情報が少ないのですが、MotoGPやSBKと違い改造がほとんどできないので市販車の性能がダイレクトに影響します。1999年から開催されているようです。

SSの性能比較にベストな物差しなのですが、どこが一番強いと簡単には言えず、毎年目まぐるしく変化してます。ここ4年くらいで言えば「ドゥカティ>カワサキ>BMW>ヤマハ>アプリリア>スズキ」といった感じだと私は思いますが、僅差で一概には順位付けできません。

それと各メーカー共このレースには力を入れてないと思うので、ちょっと判断に迷う部分はあります。が、それでも市販車の性能比較には使えると思っております。

ドゥカティはデスモドロミックがあるせいでメンテサイクルが短い上に高価なので除外するとすれば、ZX-10RかS1000RRが現行SSとしては性能・コスパが高いのではないかと推測しております。

かなり見づらいのですが、暫定的に2014年から2017年までの結果の画像を貼っておきます。今後改善する予定です。

↓2014年
stk1000_2014.jpg
↓2015年
stk1000_2015.jpg
↓2016年
stk1000_2016.jpg
↓2017年
stk1000_2017.jpg

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