常識すぎて誰も語らないバイク話

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バイクのお話

バイクへの考え方や接し方、また実際のところとかを自分の経験を交えて書いています。

3DCGのNR750、進行中!

作成:2018年2月11日
カテゴリ:バイクのお話

ここ1ヶ月くらいのめり込んでる3DCG。睡眠時間を削りながらやってたりするくらいハマってます。車体側の動きはだいぶできてきて、次はライダーを含めての調整になってきています。

多分、ほとんどの方は3DCGには全く興味がないと思いますのでごくごく簡単に説明すると、まずBlenderという無料(!!!)の3DCGソフトにNR750の形のデータを入れます。このNR750の形は私は作っておらず、いただいたものです。

そのままではNR750は1つの大きな物体でしかなく、動くことができません。タイヤが回転したりハンドルが切れたりするためには、パーツごとに動く部分を区切って別々の動きができるように設定する必要があります。

例えば、後輪が回る場合は後輪の取付軸を起点にタイヤとホイールとスプロケなどが縦に回転します。スイングアームが上下動する場合は、フレームのピポットを起点に上下にスイングアームが動き、そのスイングアームの後端に付いている後輪一式も一緒に上下動します。

バイクを知ってる人なら当然のように想像できることですが、これを3DCGに適用するとなると少し複雑になります。私自身、3DCGは全くの素人なのでとても苦労しています! それでも続けられるのは、苦戦しながらも少しずつ出来上がっていくのが楽しいからです。

バイクの動きはこのように自由に付けられますが、実際のアニメーションの作成となると方法はいくつかあります。現段階である程度できているのがポーズをいくつか作っておいて組み合わせる方法で、例えば右バンク50度、ハンドルを右に15度のポーズを作っておき、その2つを合体させることで車体全体の動きを付ける方法です。

そして例えば0秒の段階ではハンドルの切れは0度でバンク角も0度、2秒後にハンドルの切れを15度・バンク角50度というように、0秒と2秒の2箇所だけ設定することで、その間の動きは自動的に補完されます。1秒の段階ではハンドルとバンク角はちょうど中間になっているのです。

これは各パーツ毎に自由に動きを決められる反面、全ての動きを手作業でつけていくので労力がかかります。4秒後に立ち上がり加速になるからバンク角を2秒かけて40度まで戻しはじめて、同様にハンドル切れ角を3秒かけて戻して…とかやり始めると大変で仕方ありません。

2011.02.11_leftside.jpg

なので今はある程度の動きを組み合わせてしまって、ブロック毎に動きを調整できるようにしようとしています。例えばブレーキングではフロントフォークが伸びている状態から沈み込むまでを作り、寝かし込みではフロントフォークは沈んだままハンドルが切れてバイクが寝ていく動きを作り、立ち上がり加速では車体が起き上がりながらハンドルも戻っていく…のようにです。

コーナーによってブレーキングにかかる時間、寝かし込みにかかる時間、立ち上がり加速を我慢する時間など違いますが、こうやってブロック毎に別れていればそれぞれの長さを別々に調整することで、動きに変化を付けられます。

2011.02.11_rightside.jpg

ただし、コーナーによってハンドルの切れは違うし、もちろんバンク角も違ったりするのでそれなりの動きのパターンを作らなければなりません。コピペが使えるのでめちゃくちゃ大変なわけではないですが、スマートにやるには頭を使わなければならず悩んでいます。

2011.02.11_front.jpg

加えて、ライダーも今後は作っていくので、バイクとライダーはどの程度まで連動させるのかなど考えることはたくさんあります。

基本はライダーはバイクに対してシート・ハンドル・ステップでくっついていればいいのです。バイクがバンクした時は、バイクにくっついたままライダーも一緒にバンクすればいい。でもハングオフの動きをする場合はどうなるのか。バイクに対して横下に落ちていくのか、それともバイク関係なしに地面に対して横下に落ちるのか…などなど。

2011.02.11_handle.jpg

またライダーがハングオフした時に、しっかりハンドルは握ったままにするために、ハンドルに手をくっつけたままにする設定にするなど…色々大変なんです。

素人なので試行錯誤しながら覚えている段階で、膨大な時間がかかっていますが楽しんで作っています。これからやることは、まずライダーが裸なので最低限ヘルメットとグローブとブーツを作ること、ハングオフ・リーンインなどライダーの動きを作ることです。

そうしたらトミンモーターランドのコースを再現して、動きを付けて走っている動画を作ってみたいですね。

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