常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

SUZUKI GSX1400

リッターネイキッドながら軽快、圧倒的トルク、油冷フィーリングによる快適な巡航。そしてスポーツ走行もよくこなす。汎用性に優れる不人気車。

デルケヴィック スリップオンマフラー 350mm

画像 画像

日本では無名ですが、ヨーロッパでは有名なイギリスのパーツメーカー、デルケヴィック(Delkevic)のステンレス・スリップオンマフラーです。ヤフオクにて2万円ほどで販売されています。特に不満もなく、コストパフォーマンスは相当高いです。

作成:2010年4月26日
カテゴリ:SUZUKI GSX1400

ヤフオクで安く入手できる

ヤフオクにて「GSX1400 Delkevic」で検索すると見つかります。他に、長めの450mmのものや、少し高いチタン製のものも見つかります。いずれも2〜4万の激安価格で販売されています。

品質は問題なし

私はあまり品質にうるさい人間ではないのですが、特に文句はないです。

外観に関しては、画像にある通り十分です。少し地味な感もありますが、私のGSX1400はカラーリングが地味なので合っています。

付属のバッフルを付けている場合。音量は純正マフラーよりは大きいですが、大差はないです。音質的に純正マフラーのギュイーーーン音から多少は低音が増している感はありますが、アライのフルフェイスを被っている限り走行中にはあまりマフラーの音は聞こえません。

バッフルを外す場合。音量がそこそこ大きくなって迫力のある低音が出て丁度いいくらいになります。決して爆音ではないです。走行中もエンジンの音に加えマフラーの音が適度に聞こえて、走っている感が出ます。

ただし、音質的にはあまり良くありません。音にまとまりがなく、なんというかあまり綺麗な音ではありません。

私にとって一番大きかったのが、油冷エンジン特有の振動が増えたことです。

私はイナズマ400の油冷エンジンのフィーリングに惹かれてGSX1400を買ったのですが、イナズマの小刻みで心地良い振動とはまた違った、大粒な鼓動感を楽しめるようになりました。ちょっとだけアメリカンっぽい、ドゥクドゥクドゥクドゥクって感じです。(わかりづらいですが…)

回転数で言うと、1800〜2300回転ほどでかなりの鼓動を楽しむことができます。この油冷エンジンの振動を好まない人にとっては、邪魔に思えるほどです。それより上の回転数では、振動が速くなるぶん希薄になるので、気にならなくなります。

この油冷エンジンの振動・鼓動が好きな私としては、2万ほどのスリップオンマフラーでこれを体験できたので、かなりお買い得でした。

出力特性の変化などは純正状態であまり乗っていなかったのでわかりません。パワーが欲しいという方は社外フルエキを付ける方が賢明です。

取り付けに難有り

まず、パイプとパイプの接合部分の隙間を塞ぐためにバンドが2つ必要なのですが、このバンドが1つしか付属されておらず足りませんでした。仕方なく純正のバンドを金槌で叩いて外して使いました。

次に、パイプから生えている三角のサポート(?)がセンスタやスイングアームに当たってしまい、正しい位置・角度にできません。仕方ないのでこれも金槌で叩いて角度を変えて、干渉しない角度に矯正しました。

さらに普通に排気漏れが生じますので、液体ガスケットが必要です。この辺りは激安製品ということでご愛嬌ですね。塞げば大丈夫です。

それとこれはマフラーの問題ではないのですが、私の01年式GSX1400はマフラー2本出しタイプ。しかし私が買った時は後期型の1本出し用のものしかなかったために、悪戦苦闘しながらも後期型の1本出しの純正フルエキに付け替え、その後に装着しました。現在(2010.04.26)は2本出し用のものも販売されているようです。

01年式、バッフル有りでユーザー車検に合格

私の01年式のGSX1400でバッフルを付けてユーザー車検に臨んだところ、問題なく通りました。音量、排ガス共に大丈夫だったようです。

高年式になるにつれて音量や排ガス規制が厳しくなるかもしれないので保証はできませんが、一応参考までに。。。

下の画像はGSX1400のトップ画像と同じです。2万円にしては上出来と言えます。

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