KATANA(新型カタナ)のカスタム考察
冒頭から申し訳ないが、私はあまりカスタムをしない人間なのでそれほど有用な記事にはなっていない。
カスタムの方向:性能は十分。ほぼ必要なしか
身も蓋もないが、性能と特性は十二分でこれを理由にカスタムする必要はない。例えばより音と軽量化のために社外フルエキに変えたり、サーキットでの戦闘力のためにセパハン・バックステップを入れたり、スタイルを旧型カタナ風にするためにセパハン・メーターバイザー・ロングテールカウルを入れたりなど、特別な目的があればカスタムすることになるだろう。
だが社外フルエキ・マフラーを入れれば低中速域のトルクが減るし、ポジションをきつくすれば単純に街中での楽しさが減る。私は楽しく乗りたいからカタナを買ったので、これらのカスタムはしないと思う。良いタイヤとオイルを頻繁に交換するくらい。
かなり明るくスタイリッシュなLEDウィンカー、個性的な前後ホイールやテールなどスズキとしては珍しくまとまっているので、ドレスアップの必要性も高くない。いかにもノーマルチックなブレーキのリザーバータンクや普遍的なデザインのミラー、レバーくらいかもしれない。ミラーは少しでも目につきにくいようにするためかやや細く小ぶりな作りで、可動域が狭いものの全くブレないので個人的には気に入っている。
ただし傷はできるだけ防ぎたいので、タンクパッドとラジエターコアガードだけは入れた。
タンクパッド: ゴーレム コンベックス タンクパッド
2020年9月30日現在、新型カタナ用として唯一の専用タンクパッド。タンクの位置が高いためにタンクに膝が当たることはなく、実態はサイドカバーパッドだ。
ハングオフをしない限りは膝でのカウルへの傷を防げると思う。もしするならさらに下のグレーのパーツにも必要になる。パッドは薄くグリップ力が高いタイプでホールド性にも貢献する。
送料無料の6248円と少々値は張るが、個人的にはマストバイ。一応それ以外ではA-TECHがカーボンカバーを出しているが一般人に買えるものではない。
個人的にはカタナはストリートバイクなのでタンクパッドはない方がスタイリング的に好みだが、傷を防ぐために仕方ない。最小限の影響で済んでいると思う。
純正のタンクパッドは位置的に意味がなく、単なるドレスアップだと思う。
↓スズキ公式ページより切り抜き
ラジエターコアガード:モトコルセ チタニウム プロテクションスクリーン ラジエター
カタナを買うまで知らなかったのだが、ラジエターはすぐにフィンが潰れ冷却性能が下がるので、それを保護するために前面に取り付ける金属製のフィルターをラジエターコアガードと言うそうな。どうせなら新車から装着したいものだ。
本来のラジエターの網目より細かくなってしまうため冷却性能が下がる可能性はあるが、今のところは特に気にならない。モトコルセ製はチタンなので熱伝導率が良く影響が少ないという説明。
他にも有名なヨシムラや特に優れているとされるエッチングファクトリーなどあったが、最もカタナの雰囲気を崩さずスマートに装着できると思ってモトコルセ製にした。
脱着自体は簡単で、ラジエター中央下のボルトを1本緩めるだけで良く、15分もあれば十分。