RS50 年式比較 (モデルチェンジを含む)
このページでは、管理人が調べてみた歴代RS50のそれぞれの違いをご紹介したいと思います。ただし、管理人が所有しているのは前期型のMMAだけであり、情報の内容については一切保証できませんので、鵜呑みにせず情報の1ソース程度に留めて下さい。
作成:2007年11月5日 / 更新:2009年5月10日
カテゴリ:aprilia RS50
RS50 の年式比較
93年の DGM型から最新の 07年式まで、RS50 はフルモデルチェンジを2回も経て15年以上も続く息の長いモデルです。
RS50 共通の特徴
- 原付の中で最大級のサイズと重量(110kg)と装備の豪華さ、コストの高さ。
- 最高速重視のセッティングのためゼロスタートがキツいが、高速時は安定する。
スポーティーだが、走りではミニバイクには敵わない。 - 電装系が軟弱。特に DGM/MMA型(93〜95/96〜98)。
(少なくとも99年式まで)ラジエータが豪華過ぎて、オーバークール。対策推奨。 - ボアアップに余裕で耐える車体。排気量が足りない状態である。
カスタムはビッグキャブ化とチャンバー・マフラー交換が定番か。
特に後期型(SE)と最新型は過剰規制により、糞詰まりが顕著である。
チャンバーの詰め物を取るか、社外チャンバーや過去の純正チャンバーへの交換が必須。
歴代 RS50 比較
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前期型 (MMA) [96〜98] アプリリアを取り扱える店で、程度の良い個体を買うなら 年式の古さに身構える必要はないと思います。 低速トルクは歴代RS50の中で最もないのかもしれません。 |
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後期型 (PGE/SE/TSJ) [99〜06] 後期型を買うなら、絶対にPGE型(99〜01)にして下さい。 歴代の RS50 の中でも、PGE型を選択しておくのが 最も賢い選択のように思えます。 MMA型よりも乗りやすくなっているようです。 |
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最新型 [07〜] 情報が少なくてよくわからない状態です。 カウルとメーターパネル以外は、エンジンを含め GPR50R と同様らしいです。 後期型(SE)同様、思いっきり規制がかかっており、 規制を取り除いても最高速は後期型(PGE)以前には かなわないようですが、潜在能力は高いとのこと。 説明によるとロングストローク化により、 乗りやすくなっているそうですが……。 |
モデル | 出力 | 装備 | 補足 | 見分け方 |
---|---|---|---|---|
前期型 DGM型 (93〜95) |
12.2ps/ ???rpm |
片持ちスイングアーム 正立フォーク ミッション5段 キャブレター 19φ |
最初の RS50は容赦ないパワー。 | 基本的には、MMA型とそんなに変わらない。 93年式は MMA型と違うアッパーカウル、台形気味のライト。 95年式は MMA型と同様のアッパーカウル、半月ライト。 |
前期型 MMA型 (96〜98) |
8.8ps/ 9750rpm 0.77kgm/ 8500rpm |
片持ちスイングアーム 正立フォーク ミッション5段(96) ミッション6段(97〜98) キャブレター 14φ |
PGE型よりデザインが好きなら、こちらでも大丈夫。 | DGM型との見分け方は、こちらはフレームが明るい灰色であること。 PGE型との見分け方は、スクリーンが小さいことと、テールカウルが高く上がっていること。 |
後期型 PGE型 (99〜01) |
--- | 両持ちスイングアーム 正立フォーク ミッション6段 キャブレター 14φ |
最も無難でスタンダード。 流線型。 |
MMA型との見分け方は、こちらはスクリーンがワイドなこと、テールカウルが丸く収まっていること。 |
後期型 SE型 (02) |
--- (2.1ps という話も……) |
同上 キャブレターのみ 12φ に変更 |
過剰規制で目も当てられない状態に…。 規制を取り除く必要がある。 |
PGE型との見分け方は、速度計が 80km/h表示なこと、左ハンドルにチョークレバーがあること。 |
後期型 TSJ型 (04〜06) |
--- | 同上 | SE型の過剰な規制を外し、PGE型以前ほどではないにせよ、性能を取り戻している。 | 恐らく、外観は SE型と同様 (私の推測) |
最新型 (07) |
7.8ps/ 10500rpm |
両持ちスイングアーム 倒立フォーク センターアップマフラー ミッション6段 キャブレター 14φ |
DERBI GPR50Rがベース。 規制がかかっている。 |
これまでの丸みを帯びたカウルと違い、新型RS125と同様の鋭いカウル。 |