常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
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ライディングテクニック鍛錬の間

様々なバイクがあれど、よほど極端な車種を除きライテクは共通しています。公道やサーキットで安全に速く走る乗り方をみなさんにぜひ知ってほしいと思います。

ライテクについて下書き

まだ完全な記事を書くのは不可能なので、書ける範囲で書いていきます。後で整理とかしたいなぁ。

作成:2017年 月 日

ターンイン

全身の動き・ハングオフの仕方

ブレーキングをする前に全身がコーナー内側に半ケツほど移動しているほうがスムーズ。だが前コーナーから切り返す時はそれは不可能で、前コーナーから立ち上がり加速しながら腰の位置を若干リーンアウトにしつつ、外側ステップで踏ん張って開ける。前コーナーでバイクに対してリーンアウトになっているということは、次コーナーでは体が内側に入っているということになる。

ターンインでブレーキングする際、強烈な減速Gは第一に上体を起こしながら全力で背中を丸めて吸収。体でのホールドとしては意識してまず外側ステップで踏ん張り、ついでで内側ステップも踏ん張る(意識の問題かもだが、外側を踏み込んで耐えるイメージが重要)。両膝挟み込みのニーグリップはしない。ハンドルからも全力で力を抜く。

減速が8割方終了し、ターンインでバイクを寝かし込む段階になったら、外側の足を使って外側のステップを踏み込み、シートから尻を浮かす。記憶では拳2個分以上シートから浮かしているはず。

そしてこれは医学的な意味があるらしいが、内側の足をステップから浮かして一度コーナー内側へキックするように振り出し、そのまま外側のステップを踏んでコーナー内側へ横跳びする。そして全身をハングオフの動きとして落としていきながら内側ステップに内側の足を戻し、しかしここは力を抜いて膝を曲げながら全身を落としていく。

上手くいくと、内側のステップに足を戻した時に車体が大きく外側に振れながら軽々と倒れ込んでいく。これは全身をコーナー内側へ移動した分の遠心力が一気に車体にかかって車体を外側に振り出しているのだと思う。

体のホールドとしては、内側のステップには体重をかける意識はなくテンションを保つのみ。そして外側のステップで立ち上がり全ての体重と荷重を支えるイメージで踏ん張り、横跳びした時に外側の太ももをタンクに押し付けてしっかりホールドしてサポートする。これができないと旋回中にギクシャクする。タンクが滑る場合はStompGripをタンクに貼るのがオススメ(体験談)。

ブレーキ・アクセル操作

フロントブレーキはパッと離さず、倒し込みながらジワジワ離していってクリッピングポイントかその手前で0にする。フロントフォークの沈み込みを安定させ、旋回半径を縮める効果がある。ブレーキングは大部分は寝かし込みの前に終わっていて従ってこれは速度を落とすための操作ではないが、このブレーキ残し自体が旋回半径を縮ませるためより高速で突っ込めるようになる。

またアクセルは全閉にせず少しだけ開けておく。全閉にするとエンジンブレーキにより後輪が後ろに引きずられて車体がコーナー外側へ向き直る力が働き、ダルい旋回に繋がる。加減速なし、または少しだけ加速するくらいに開けておくことによって後輪が外側へ振り出されることに繋がり、車体がコーナー内側へ自転して向き変えが早くなる(オーバーに言えばドリフトと同じ)。

この現象は後輪にスリップアングルを積極的に付けることであり、「起こるか・起こらないか」ではなくわずかな操作でも効果は生じるし、技量が問われるところ。現代のタイヤのグリップ力は凄いので仮に開けすぎてもこの程度で後輪が滑ることはなく、プッシングアンダーで前輪が押し出されてアンダーが出るだけ。要は旋回で横方向にグリップ力を使っている状態で駆動力で縦方向にもグリップを使い、あえてグリップ力を消費することでスリップアングルを積極的に作るもの。

アクセルを少し開けながらブレーキをジワジワ離していく…という操作は非常にやりづらく、多くの人はブレーキを人差し指か中指の1本で行っているようだが私はこれが苦手で、薬指1本でかけてジワジワ離していくほうがやりやすい。悩んでいる人は一度お試しあれ。

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