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ライディングテクニック鍛錬の間

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サーキット向けへ車体を改造・セッティングする

市販車で改造なしで完璧にサーキットを走れるバイクはほぼありません。ある程度不満なく走れる状態へ調整する必要があります。

作成:2020年5月31日

600や1000のスーパースポーツの場合

走るための構成に最初からなっているのがスーパースポーツの長所です。バックステップを入れて下半身ホールドしやすくし、スーパーコルサを履けば走れるはずです。空気圧を微調整し、サスセッティングもストックを基準に微調整していけばよいでしょう。あとは走る場所に合わせてスプロケを変更します。

バックステップはステップ位置を高めることでタンク・ステップ間でのホールド性を高めるために必要です。脚が長くストックの位置でもホールドできるという人には不要です。

250cc以下のスポーツバイク

高品質のパーツで構成されサーキット向けに最適化されているスーパースポーツと違い、250ccのバイクは公道を第一に設計されています。最も売れる市場である東南アジアでは公道で気持ちよく走れることを要求されますし、コストの問題もあります。ですから車種により程度の差こそあれ、ストックのままではサーキット走行に耐えられません。

まず必要なのがバックステップ。

フォークの動きが柔らかすぎるのでフォークオイルを硬いものに交換し、油面を上げて奥でコシが出るようにします。プリロードも調整できるようにしたいです。調整機構がない車種が多いのでなかなか大変です。

リアサスを社外製にする選択肢もあります。限られたエンジンパワーである250ccではマフラー交換も重要になるでしょう。

初心者だしまずは走り出して練習したい

気持ちはすごいわかります。まだ上手くないのに、サスの硬さとかよくわからないし、スプロケ換えるのも面倒そうだし…まずは乗り方をちゃんとしてから考えてもいいのでは…というわけにはいきません。

プロレーサーでさえ、ドノーマルの250でタイムを出せと言われれば戸惑うでしょう。足回りが柔らかいマシンで突っ込んでブレーキングすれば相応のリスクが待っています。危険で怖いだけです。

余計な回り道をしたくなければ、まずちゃんとしたマシンを作っていきましょう。

どう改造・セッティングすればいいかわからない

当然問題になるのがここです。スーパースポーツならストックのサス設定でほぼ問題なく走りますが、たくさんの改造が必要な250では大きくバランスが崩れてしまうため調整が必要です。下手にいじるとお金をかけたのにストックよりタイムが出ないなんてことはよくあります。

そこで人に頼りましょう。ムリなことはムリなんです。諦めて他人に頼ることが大事です。

一番良いのはその車種に強いショップを見つけて、まとまったお金を預けて一気に仕上げてもらう方法です。バイクはバランスの乗り物なので、ノウハウがあるお店にマシン全体を調整してもらうのが間違いないです。正直かなりの金額がかかり、「これなら中古のスーパースポーツ買ったほうが安上がりなのでは…?」と思うこともあります。ここは我慢です。

他には、同じような車種のサーキット仲間がいるなら相談するのも手です。同じ車種の人がサーキットに居たらぜひ声を掛けて相談しましょう。

あとは今はSNSがかなり有効で、ツイッターで検索してもう聞いてしまいましょう。

とにかくマシンのバランスなんていうのは、よほど慣れている人でなければ自分でどうこうするのは難しいです。そんなことに大切な時間とお金を使うより、潔く勇気を出して他人を頼りましょう。全員が教えてくれることはないでしょうが、良い返事をもらえることが必ずあるはずです。

一番はレースをやっているようなバイク屋さんを見つけることで、そこに車両を預けてまとめて改造してもらいます。一気に改造することになるのである程度まとまったお金は必要になりますが(恐らく30万以上)、スポーツ走行の練習をしたいと思ったら半端なことをしてはいけません。深く考えずにお任せましょう。

どういった改造が必要かはもう車種によりある程度決まっているので、自分で答えを探すより答えを教えてもらってさっさとその通りに改造してしまいしょう。あとは乗りながら微調整していけばいいのです。

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