常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

バイクのお話

バイクへの考え方や接し方、また実際のところとかを自分の経験を交えて書いています。

ズバリ!C型のここをいじれ!第三弾(マフラー編)

前回のポジション編に続き、今回はバイク乗りにとってトップクラスに悩ましい、マフラー選びについて伺いました!

作成:2017年12月5日
カテゴリ:バイクのお話

ミスターCについての紹介は「謎のミスターC 現る!」の記事をご覧ください!

c_profiles.jpg

今回はマフラーについて書いていこうと思います。

前置きとして・・・・ZX10R 2004〜2005年式(C型)はサイレンサーに触媒が入っていますのでマフラー交換すると、車検基準に通らなくなってしまう可能性があります。まずその事を前提とお考え下さい。

マフラー交換時どうしても、見た目や迫力ある音量、そして安価な値段に目が行きがちです。私の経験上、うるさすぎるマフラーや安すぎるマフラーはエンジンの本来の性能は引き出せない 傾向にあります。

また、C型の排気デバイスのサーボモータをスリップオンマフラー装着時にキャンセルする人がいますが、マフラーメーカーがキャンセルを指定しない限り逆効果です。

多大な開発費用とテストのデータを元にサーボモータのキャンセルが必要かどうかを判断していると思いますし、スリップオンは純正エキパイとサーボモータありきで性能の本領を発揮するはずです。

大きく分けてマフラーの種類にはスリップオンとフルエキゾーストがあります。では一つ一つ書いてきます。

スリップオン

サイレンサーのみ交換する物です。サイレンサーのみの交換で得れるものは直4サウンドと抜けの良さによるパワー向上、それにレーシーなスタイリングと最大の特徴取り付けの手軽さではないでしょうか。個人的に性能向上になりそりそうなサイレンサーを何点か書いていこうと思います。

・トリックスター:レーシングスリップオンマフラー(チタン):約95,000円程度

ショートサイレンサーがGPレックでスタイリングもよく、カワサキ車専用社外マフラーとしての 地位は不動の物ではないでしょうか? レース活動も行っているメーカーですので信頼性も抜群です。取り付け車両を実際に見ましたが、造りが丁寧でサウンドも直4らしく程よく太い音でした。

・ビート:New NASSERT (ナサート)-R スリップオンマフラー:約90,000円程度

JMCAの音量規定に適合しているサイレンサーでストリートも走れます。カワサキ車のレースチーム「チーム・グリーン」が使用しているメーカーでもあります。スタイリングは一般的ではありますが、音量は静かなままパワーアップを狙うならオススメです。

・アクラポビッチ:e1仕様 スリップオンマフラー カーボン:販売が終了している為中古で探すのみ

言わずと知れたスロべニアに拠点を置く、ヨーロッパ最大のマフラーメーカーです。motoGPやSBKなどのレース車両にも採用されているメーカーです。独特のヘキサゴナル形状サイレンサーが特徴で、欧州バイクの純正マフラーとして採用されている事でも有名です。スタイリングは抜群でサウンドも最高です。

フルエキゾースト

エキパイからサイレンサーまで全て交換する物です。排気デバイスのサーボモータキャンセルが必須になります。また、ポン付けでも使用可能ですが、吸気の変更やコンピュータの燃調セッティングをしないと本来の性能は発揮できません。吸気やセッティングをしなくてもパワー特性はかなり変わります。

ステレスタイプとチタンタイプがありますが重量増になりかねないのでチタンをオススメします。メーカーによって特性がかなり違うようなのでここでは私が使用しているメーカーのみ記載させていただきます。

・アクラポビッチ:レーシングライン:製造が終了しており中古でしか手に入りません。

(私は上記のエキパイのみ使用し、別途アクラポビッチのカーボンヘキサゴナルサイレンサーに交換して使用しております。)

程よい音量で静か過ぎずうるさすぎず、低速でも充分パワー感があり高回転での伸びもいいです。また、スリップオンの時より扱い易くなった印象もあります。コンピュータセッティングをまだしていないので、今後セッティング予定ですのでその後のインプレを改めてするつもりです。

バイクのお話の目次へ戻る

トップページへ戻る

更新履歴
現在の人気記事はコチラ!