常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

バイクのお話

バイクへの考え方や接し方、また実際のところとかを自分の経験を交えて書いています。

中古のプロダクションタイヤはオススメできない?

今日は以前も立ち寄ったリーンウィズ MAENOというお店に寄ってきました。いよいよ10Rにスパコルを入れるため注文したのですが、他にタイヤについて色々なお話を聞けました! 素人には貴重なお話だったので書き残しておきます!

作成:2018年4月2日
カテゴリ:バイクのお話

現在はSC1がほとんどでSC2はリッタークラスのリアに使われるのみ

スーパーコルサのSC2はSC1より高い温度まで耐えられるのですが、1年通して真夏でさえ現場ではほとんどSC1が使われているそうです。ただしリッターバイクは加速でリアが過熱するのでSC2のほうがいいそうです。

250や400クラスでは前後SC1で、600ではケースバイケースのようです。

ちなみにSC1とSC2ではほとんどライフは変わらず、わずかにSC2のほうが美味しい期間が長いかも…というレベルだそうです。なので基本はSC1でいいということですね! またK1やR10なども同様で、ライフに違いはほとんどないそうです。

本当に美味しいのは1時間、寿命が終わるのは3時間

これはレーサーレベルの話ですが、それほどにライフは短いようです。なのでレースをやってる人は年間10〜20セットを消費するそうで…。

私はロッソコルサからの履き替えなのでそんなシビアにライフを気にする必要はないですが、それだけ新品時のグリップ力は強烈で、どんどん性能が下がっていくということですね。スパコル履いたら全力で走らないともったいない…。

8部山までいくともう滑ると言ってました。タイヤ店のモトフリークのサスセッティングの記事でもタイヤは8部山以上じゃないとセッティングは出ないと書いてあったのでそうなんですね。

中古タイヤはオススメできない

レースをやってきた経験から、中古タイヤはやめたほうがいいとのことです。確かに中古タイヤは安いが、もともとライフが短いプロダクションタイヤなのですぐにタイヤ交換になってしまうし、性能はかなり下がっているとみていいし、個体差があって本当に滑るものもあるそうです。

私はかなりケチなので、私レベルなら中古でも…と考えてしまうのですが、それでもやめたほうがいいと言われました。一度転倒したら10万20万、酷いと100万を超える修理代になるのだから、タイヤはケチるべきではないとのことでした。実にそのとおりです。

温度と空気圧管理はとにかく厳密に!

プロダクションタイヤは温度依存性が非常に高く、メーカーは「タイヤウォーマーでタイヤの内部まで80度まで温めてから走り始めろ」と警告しているそうです。空気圧の変化も大きく、茂木でタイヤウォーマーなしで冷感1.5で走り始めても、3周もすると2.0まで上がっているとのこと。しかも0.05違うだけでかなり特性が変わるそうです!

安いものでも発電機とタイヤウォーマーで5万は超えるので今は買えず、慎重にやっていきたいと思います。

バイクのお話の目次へ戻る

トップページへ戻る

更新履歴
現在の人気記事はコチラ!