買った当初の驚きのトラブル
一時は途方に暮れました。
突然の左マフラー脱落!
まずはこの3枚の画像を見ていただきたい。



このGSX1400は個人オークションにて40万円で買ったものなのですが、夜にウキウキ気分で自宅へ乗って帰っている最中に、突如「ズガガガガガギャァァギァァァァァァァァァー!!」という凄まじい音が路面から聞こえ、同時に排気音が爆音になった。「エンジンが壊れてしまったのかっ!?」と不安になりながら路肩に止めて振り返ると、路面に何かが落ちている。「あっ…このバイクのマフラーじゃん!!」
GSX1400の01年型は両出し2本なのですが、左マフラーがすっぽり抜けてなくなっている! こんなことってあるのか…。道理で粋のいい爆音を奏でていたわけだ…。
そこは環七だったので交通量が多く、回収しないとマズイだろうということで横の歩道で待機。すると…「グワァジャァァ!………ガジュァァァ!!」。私は自分のバイクのマフラーが車に轢かれるのを黙ってみていることしかできなかった。
車通りがなくなることはなく回収は不可能で、もうマフラーはボコボコになっていてとても使える状態ではなかった。GSX1400は買った当日なので保険もレッカーもない。そう、この超迷惑な爆音のまま帰宅する他に選択肢はなかったのである。
一応、取引した相手(業者のようだった)に連絡してみる。「あぁ…そうですかぁー。」それだけ。そんなことが起こるはずがないし、知らないというような反応。トラブルを起こすのも面倒だし、買った当時、走行8000kmで40万は破格だったので我慢することにする。「新しくスリップオンマフラーでも買うのでまぁ大丈夫です。」「そうですかー。はい、わかりました。」安くバイクを売っているだけあって、アフターサービスには期待できなかった。
もちろん、マフラー脱落のままにするわけにはいかないので、すぐにスリップオンマフラーを探した。そして片出しのデルケヴィックのスリップオンマフラーをつけることになった。
左マフラー脱落時のインプレですが、迷惑を顧みなければ非常に良かったです。純正マフラー装備時は本当に静かで、エンジンも全く主張してこない。走っているんだけど、エンジンは力強いトルクがあって滑らかで、面白みがなかった。
マフラーが外れていると、滑らかさが多少失われるものの(特に低回転域)、エンジンの主張が凄まじい。「ボコボコボコボコ!」、空吹かしすると「ブバァァァオォォォォォ!!」。伊達に1401ccではない。痺れるほどの咆哮である。振動もかなり増え、エンジンの動きがよくわかる。走っている感が非常にあって、とても楽しい。
また機会があればもう一度体験したいほどである。周囲に迷惑なのでできないが…
低回転域でのノッキング
この症状は出来の悪いGSX1400のインジェクションシステムによる固有の持病という話が出回っている。症状が全く出ない個体もあり、当たり外れが大きい。個人の走り方やメンテなどの努力では完全にカバーできない部分もある(エンジン回せば直るというような単純な話ではない)。
これの症状は、1000〜2000回転付近でのノッキングの多発、信号待ちなどからのスタートが困難でエンストがよく起きる、などがある。自分の個体もこの2つの症状だった。端的に表す表現としては「1400ccもあるのに、50ccよりスタートがムズイ」。そんなことがあっていいのか。
原因は色々あるみたいだけど、自分の場合、プラグ交換とインジェクションの同調をとったら大きく緩和され、そして時間の経過と共に全く症状が出なくなった。2つともやっておくべき基本的なメンテに分類される範疇で、酷い場合は数万円のセンサーの買い直しの検討までする必要があることもあるので、私の場合はまだマシだった。もっとも、01年式で走行8000km(恐らく実走行)という時点で、多少調子が悪くても仕方がないところであった。