常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

管理人のバイク歴

普通の人とはちょっと違う、変わったバイクライフが続く

1) 原付厨で公道爆走!

「40キロだと!? 邪魔だそこどけっ!!」

前走車は全部邪魔。俺のフルスロットルを邪魔するヤツは許さない。

原付免許取りたての頃は、とにかく交通ルールなんてものわかっちゃいない。公道を我がもの顔で走り抜けていた。アクセルはほぼフルスロットル。もちろん速度超過。白バイ通らない道なだけに助かっていた。下手すれば、日中堂々と信号無視する勢いだった。

50キロ以下で前を走る車は、あらゆる手段で抜かそうとした。常套手段は隙を見て対向車線に飛び出して追い越すこと。抜かされる側は驚いただろう。右側をわずかな速度差で数秒かけて「カブ」が追い抜いていくのだから。しかも結局、次の赤信号で一緒になる。実に無意味である。信号待ちの車の横をすり抜ける方が楽だっただろう。

前の車が遅い場合はすぐに煽り始める。「カブ」で。実に可愛らしい煽りだったに違いない。車間距離は50cmほどでやっていた。リスクの計算が全くできていなかった。

もちろん、「俺運転うめぇ〜!」状態である。確かに安全マージンを度外視した走りは、スピード自体は速かった。人や車に猛突撃しなくて本当に良かったと思ってる……。

フォームなども定まっていなかったので、乗るたびにポジションが変わっていた。うまくいく日があれば、10分乗るだけで全身がこりまくる日もあった。技術も試行錯誤で、日々色々なものを試していた。10あれば8は無駄なものだったが、今も通じてるテクニックもある。

事故を2回やり、1回目は横断歩道を強引に渡ってきた老人と軽く衝突、2回目はバイクの当たり屋にフルブレーキングされ追突。しかし反省が足らず、根本的に走り方が変わることはなかった。原付厨を卒業できたのは、普通二輪免許を一発試験で取りにいくために、自分で勉強し始めた頃。それまでの1年と数ヶ月の間、私は公道の危険運転者だった。

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