常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

管理人のバイク歴

普通の人とはちょっと違う、変わったバイクライフが続く

8) 二輪安全運転講習会に目覚める

「なんで皆そんなに速いんだ!?」

己の実力不足を痛感、純粋に上手くなりたいと考える

話は前後するが、まだRS50に四苦八苦していた頃。どうしたら上手くなれるのかと悩んでいた。

ある日、オートバイという雑誌についてきた白バイ大会のDVDを見て感動する。装備満載で重さ300kg程度はありそうなVFR800を独特のリーンインフォームでスラローム走行する白バイ隊員。独特の甲高いエンジン音による演出が神経を昂らせる。

毎日カブで街中を走り回っていた自分はもともとスラローム走行に興味があった。自分の周りは峠が好きな連中ばかりだったが、夜中に密かにRS50から乗り換えたイナズマ400でスラロームもどきをやってみると、とてつもなく面白く夢中になる。

練習会に参加してみようとネットで調べてみると警視庁が都内で無料の二輪講習会を開いていることを知り、綾瀬の練習会に参加すること数回、スラローム走行にのめり込んでいった。

しかし講習会中に無理しすぎてイナズマで転倒。また某所で弟のGSX-R600でハイサイドを起こし、完全に自信を失う。

自分の腕を根本から徹底的に磨き直す必要がある…! そのためにはどうすればいいか…。正直、イナズマはツーリングバイクとしてはこの上なく優れていたが、おおよそスラローム走行に適す特性ではない。当時の自分には本当に大きく重いバイクに感じたし、転倒すれば損傷も大きい。

そこで考えついたのが、動きが素直で扱いやすくて安いバイクを買って練習すれば良いのではないかということ。そうと決まればすぐにバイク選定をして、初心者向けバイクとして定評のあるホンダのVTシリーズに目を付けた。

次: (9)「練習練習また練習」

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