常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。毎日更新中!所有歴はカブ、RS50、スパーダ、イナズマ400、GSX1400、ZX-10R、DR-Z400SM。

管理人のバイク歴

普通の人とはちょっと違う、変わったバイクライフが続く

10) 移りゆく嗜好の行き着く先

「トルクがあるビッグネイキッドが最高…だと思うんだけどなぁ」

わがままな感性を完全コントロールするのは不可能

gsx1400.jpg(39272 byte)

腕を磨くためのスパーダでの練習は続いていたが、段々とビッグバイクに興味が出てきていた。しかし当時の自分は技術に自信がなく、SSやメガスポーツは自分などに乗れるはずがないと考えていた。それ以上に街中でセパハンなんて無意味の極みだと思っていた。アップハンのほうが合理的に決まっている。

そこで600〜750cc中排気量を中心にリスト化し悩みに悩んだが、GSX1400が安く出品されているのを落札し、鈴菌の名に恥じない「油冷→油冷」という乗り換え歴と相成った。

イナズマとはまた違った楽しい油冷エンジンのフィーリング、おまけに低重心化されて乗りやすくなっており、納車直後にマフラーが取れるなど謎のハプニングはあったものの、「わかる人にはわかる」という通好みなバイクとしてお気に入りの1台となった。

当時、国内ビッグネイキッドとしては唯一の6速ミッションであり、トルク重視、ゴリゴリフィーリングのエンジンでツーリングには最適であった。ハンドリングには癖がありターンインが辛いものの、立ち上がり加速では「あえて弱く作った」と開発者が言うエンジン下のフレームがよじれながらの加速感が最高であった。

しかしそんな幸せな時間も永久ではない。それは知人達と四国までツーリングした際のこと。SSやメガスポーツ乗りが高速道路を高速で走るものだから頑張ってついていったものの、GSX1400では高速域では止まらないし動きが緩慢である。余裕さがてんで違う。

スパーダでの走りで行き着いたのはSS的な前傾姿勢での走り。おまけに弟がついにGSX-R600を手放してしまい乗る機会を逃してしまった。

バイク乗りにはよくあることである。ないものねだりだ。確かにGSX1400は何でもそつなくこなし満足しているが、段々と刺激のあるバイクを求めている自分がいる。

SSの魅惑というのは刺激的で、一度魅せられると強烈に手に入れたくなるものだ。価格とデザインを最優先に、SS探しが始まった。

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