常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
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管理人のバイク歴

普通の人とはちょっと違う、変わったバイクライフが続く

バイク達の思い出 第2回「NSR250R XJR400 イナズマ400 CB400SF RF400」

このシリーズでは管理人が今までに乗ってきたバイク達を振り返っていく。

06. NSR250R (2007年9月)

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伝説の2stバイク。年式は不明。弟が乗っていた。

当時RS50しか知らなかった私はこれに乗って有り余るパワーに仰天してしまい、2キロくらいヤンチャな運転をしてすぐ降りた。原付しか知らない人間にはアイドリングの音、手応えのあるスロットルと吹け上がる音、乾式クラッチの音がまるで別世界の出来事のようだった。

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スロットルを回せばワープするかのように軽やかにどこまでも加速していくし、バイクって本当にスゴイんだと感動した瞬間だった。

高校生や若者の走り屋に人気あるわけだ。

07. XJR400 2型 (2007年11月)

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バイクに乗り始めて1年と8ヶ月。毎日超重量級カブを振り回す私には自信と不安がせめぎ合っていた。そんな中、何とか一発試験でとれた普通二輪免許! 私は一刻も早く中型バイクに乗りたくてしょうがなかった。

その時、白バイのスラローム動画を見て感動し、自分もそういう練習ができないかとネットで調べるとすぐ近くで警視庁主催の二輪安全運転講習会が開かれているのを超発見!

そして普通の神経ならあり得ないのだが、同じ配達店の社員さんのXJR400を「近くで練習会があるので貸してくれませんか?」と言って借りてしまった! 普通二輪免許取り立てがスラローム走行の練習に借りていったとは夢にも思わなかったであろう。我ながらイカれてる。

蛮勇に満ち、突っ込みだけは一人前だった私は初めてのスラローム走行にしては上々で、転倒することもなく楽しく終えた。荷物満載のカブに比べると、体感的な重さは大差ないが運動性が段違いだったのを覚えている(カブが酷すぎるだけだが)。

その後も弟を乗せてタンデム走行でプチツーリングしたりと、まあ厚かましいことをしたもんだと思う。人のバイクを借りて好き放題走ってしまう癖は今も直っていないな…。

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後日、ウチの弟が参加したので撮った写真。のんびりした楽しい雰囲気の講習会だったのが伝わるかな。

当時はわからなかったが、NSRで初参加して完走した弟も大したものだと思う。

08. イナズマ400 (2007年11月から1年5ヶ月)

詳しいインプレ記事はイナズマ400のページへ。

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普通二輪免許を取り、XJR400で感動した1ヶ月後に納車した初めての中型バイク。このチョイスがその後、ZX-10Rを買うまで私のバイクライフの方向性を定めた。

RS50を買った例のマイスターファクトリーで買ったものだが、これは大当たりで当時の私自身をよく表していたバイクだと思う。目立たない、不器用、のんびり。個人的には渋カッコイイと思う。

でも中型バイクのネイキッドの中では一番立派な車格で、エンジンもGSF750の油冷エンジンをスケールダウンして搭載しており、決して速くはないが街乗りには本当に向いているバイクだった。WR'Sのマフラーが大型バイク並の音圧で、走っている時の鼓動感も素晴らしく、こんなバイクなかなかないだろうなぁ…。

買って1ヶ月でタンデム走行で富士山まで行き、凍結した路面を恐る恐る走っていた中、後ろからバスが猛スピードで走り去っていったのは今では笑える思い出。路面凍結でもプロのバスドライバー、気合入ってました。あと冬の高速道路の死ぬほどの寒さを身をもって知らされた。最低でもビキニカウルを付けないと…ね。

タンデムシートとの距離が近く2人乗りが物凄くやりやすいバイクで、弟と2人で色々な場所に行った。飛ばすのは合わないけど、70キロくらいまでの楽しさと安定感は中型バイクの中では随一だと思う。油冷エンジンと直進安定性のおかげ。

買った当初、RS50をずっとビクビクしながら乗っていた私だったので、大きなバイクの余裕にご満悦だったのを今でも覚えてる。信号待ちで止まった時に、横からフロントタイヤを覗き込むと「でかいなぁ〜」と感嘆したもの。

09. CB400SF NC31 (2008年2月)

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イナズマ400に納得した弟が買ったバイク。元々は黒だったが弟が自分でスプレーで塗ったもの。この頃から缶スプレー塗装が上手かった。

イナズマと乗り比べることでさらに私のまったり好きが強化される一因となってしまったバイク。俊敏で急かされる冷たいフィーリングの水冷エンジンに、ホンダのバイクはなんて無機質なんだと嘆いた。スズキの油冷はノイジーで暖かくて乗ってる感じがスゴイのだ。

今でこそ中型バイクスタンダードのCB400だけど、ホンダは最初CB-1を作ったから、速いネイキッドを作りたかったんだろう。それで売れなくてCB400SFになった。遅くても乗りやすいバイクにした。ホンダの技術陣は納得してないだろうねぇ…。

でもライダーの9割は街乗り・ツーリングメインだから、やはりまったりでも楽しめるバイクが売れて当然。初期型のこのCB400SFでさえ、イナズマのような街乗りスペシャルと比べると急かされて全然楽しくない。コーナリング性能は段違いだけどね。

ただ加速勝負をイナズマ400としたことがあって、CB400SFのが断然速かった。ちなみに後ろのユーノスコスモ(20B)は父親の当時の愛車。一般家庭に置いてあることがおかしい。私は金がないから新聞奨学生になったわけだが…

10. RF400

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弟の走り屋の友達のもの。山道で一度イナズマ400と交換してみようということになり、初めて乗ったRF400で楽しく走ったことを覚えている。その友達はかなり慎重にイナズマに乗っていた。

その時は恐らくBT-090かパイロットパワーを履いていたので、普段ネイキッドに乗っている私からすると驚きの走りやすさで、スイスイ曲がっていけた。

特に初心者にはラジアルタイヤの中でも、寝かせただけで曲がるバイアスみたいなタイヤのほうが楽に走れるのだ。ツーリングタイヤは寝にくいし切り込むのでコーナリングしづらい。

RF400はZZR400に似たバイクだが、好き嫌いは別れるにせよ立派なカウルにスポーティーな味付けで快適ツアラーとしていいバイクだと思った。確かに「買うか?」と言われたら手を出しにくいバイクだが、特性は素晴らしい。こういうもったいないバイクって多いよね。

次: バイク達の思い出 第3回「GSX-R600 FZR400 VT250スパーダ RS250SP KATANA250」

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