スポーツ走行のインプレッション
重く緩やかでアウトに膨らみやすい傾向はあるものの、抜群の安定感と共にネイキッドらしい挙動を見せる。ライディングの基本を守れば十分に振り回せ、それはビッグバイクへの礎となるだろう。適度なパワーと抜群の安定性で非常に扱いやすい。
全く大したことは書いていません。決して期待しないよう、お願い申しあげます。
イナズマでコーナーを攻める
オーソドックス ネイキッドであるイナズマでも、十分に走り込みを楽しめます。
こちらも参照下さい⇒諸注意ページの「攻め」の項目にジャンプ
挙動の傾向と操り方
他のバイクと比較してのイナズマの特徴
- ニーグリップやセルフステアといったポジション関連をしっかりするのがまず大事。
- バンクが緩やかでアウトに膨らみやすいので、それに合わせた走りをする。
- 無茶をせず走れば、抜群の安定性とフラットなエンジン特性で非常に扱いやすい
まずポジションですが、シートの後ろの方に座り、タンクの後ろ側を強くニーグリップすることが大事。腰を後ろ下に落としては上半身は前傾。イナズマはその重さと重心の高さから、ニーグリップなしでは全く扱えません。ハングオンや膝すりはわかりませんが…。
進入ですが、イナズマのブレンボのブレーキは強力で頼もしいです。特にフロントブレーキはコントロールしやすく、握りこんでもフロントは結構耐えてくれます。フルブレーキングでは強烈な立ちで身動きがとれませんが、バンク始めと同時にブレーキをリリースしていくと勝手に倒れこんでいきます。特にフロントブレーキでフロントフォークを多少沈めることができれば、荷重が掛かった前輪を軸に自然なセルフステアでうまく回頭することができます。倒しこみが重いと評される BT-021 を使っているのもありますが、イナズマは倒しこみが重く緩やかなのでブレーキを使った方が楽にバンクできます。
リアタイヤの太さなどから、バンク中は非常に安定します。そのぶん立ちが強く、重量からアウトに膨らもうとする働きが大きいので、体を大きく内側に入れてリーンインしないと膨らみやすい傾向にあります。また、コーナリング中の細かなラインの修正はやりづらいので、徐々にペースを上げていくなど無理はしないように。
コーナリング後の立ち上がりは、リーンインの状態からフルスロットルで後輪が地面をとらえて気持ちよく抜けられます。重量と太いリアタイヤのおかげで路面のギャップも結構吸収してくれるので、そんなに気兼ねなくフルスロットルできます。この時もしっかりリーンインしておかないとアウトに膨らみやすい。
エンジンが全域に渡ってフラットで非常に扱いやすいので、そんなに深く考えることなくシフトチェンジできると思います。私は3速固定のことが多いですが^^; ただ、回しても大きなパワーがどっかんと出るわけではないので、絶対的なパワーは不足しています。常に適度な加速で非常にスムーズで扱いやすいですが、高回転をキープしてタイムを削るような走り方は向いていません。イナズマは無理をせず適度に攻めて楽しいバイクということです。
「重量からアウトに膨らみやすい」と書きましたが、それは「コーナーを軽快に駆け抜ける」ためには邪魔ですが、しかし「でっかいバイクを振り回して楽しい」ということに直結します。適度な重量感と抜群の安定性から、そこそこ攻めて楽しむのがイナズマです。
低速コーナー
腕前も大きく関係しますが、こういう大きなバイクになってくるとタイトな低速コーナーは扱いづらくなります。スピードがのっていない状態だと、フロントブレーキを使ってフォークを沈めて小回りするというやり方を行ないづらく、フロントフォークが沈まないとフロントが抜けそうになる不安定な大周りとなってしまいます。
同じ400ccでも、セパハン化された CB400SF-S だとコンパクトなため非常に走りやすかったのですが、イナズマではそういったストレスのないスムーズな走り方はやりづらいです。(程度の差はあるとは言え)決して不可能ではないのですが、そのやりづらさから疲れやすいし、ミスも起こりやすいし、快感も得づらいです。しかし本当に良い練習にはなりますので、イナズマがある程度振り回せれば軽いバイクの運転にはかなり余裕ができると思います。
そういった意味で、イナズマで低速コーナーを攻めるのはお勧めです。