常識すぎて誰も語らないバイク話

ベテランライダーがバイク乗りの考え方、実情、ライテクなどバイクの世界を語ります。
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管理人のバイク歴

普通の人とはちょっと違う、変わったバイクライフが続く

バイク達の思い出 第4回「MT-01 FZ-1 GSX1400 マジェスティ250 RZ250」

このシリーズでは管理人が今までに乗ってきたバイク達を振り返っていく。

16. MT-01 (2008年5月)

詳しい試乗レポートはMT-01のページへ。

まぁ超個性的なバイク。大型免許を取ってすぐに乗ったので、レポートは街乗りライダーがイナズマ400と比較した結果となっている。

今思えば振動が大きすぎてあれは疲れると思う。振動や鼓動にも色々あるんだけど、MT-01はオーバーに言えば身体を叩く振動。イナズマ400はギリギリギリギリと小さく細かく伝わる振動。GSX1400はもっと大きくフォクフォクと優しく叩いてくる。GPZ1100は水冷ながらブォーと気持ちいい振動がわずかながらある。その中で格別だったのがXV1900CUだ。

正直、ターゲットがよくわからないバイク。スポーツ好きが買うはずがなく、アメリカン好きなオジサンは買わず、街乗りライダーには向かない。合うのはのんびりツーリングでたまに飛ばす人じゃないだろうか?

昨今のメガスポーツのようにスポーツ性能が高いわけでもなく、アメリカンのようにのんびり走り続けられるわけでもなく、本当によくわからないバイクである。事実、日本ではほぼ見ない。

17. FZ1(08 国内仕様) (2008年5月)

詳しい試乗レポートはFZ1のページへ。

YZF-R1のエンジンをデチューンして搭載するハイパーネイキッド。これはカウルなしのネイキッドで、ハーフカウル付きはFZ1 Fazerと呼ばれる。

これを語るにはハイパーネイキッドとは何かをまず説明しないといけない。「ビッグネイキッドより軽くて速いのがいいけど、SSほどのヤバさは必要ない」という人向けのバイクがハイパーネイキッドで、2005年辺りから熱くなり始め、今(2017年)では特にNinjaシリーズを見ればわかるようにブームとなっている。

一口にハイパーネイキッドと言っても様々な性格付けがされており、FZ1は第一に大人しくて乗りやすく、しかし回せばキレのある走りもできるというバイクである。全体的に車体は固く、高速で長距離を移動する用途に合わせている。ただしフロントフォークは柔らかかったはず。

私が乗ったのは国内仕様で、街乗りではエンジンが静かで存在感がなく、車体は軽くて硬いもんだからゆっくり走ると快適だが全く面白くない。これの真逆がアメリカンであろう。快適に合わせた結果、面白さがスポイルされたのである。

かといってSSに見られる怪物感は微塵もない。回せばそれなりにパワーは出るが、フロントフォークは柔らかいし「エンジンだけ仕事しました」というチグハグな状態になってしまう。バイクとは何のためにあるのか、を考えさせられる良い教材だ。

18. GSX1400 (2009年4月から3年間)

詳しいインプレ記事はGSX1400のページへ。

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イナズマ400からの順当なアップグレードである。油冷エンジンに魅せられたらそりゃこうなる。GSX1400ミーティングにも参加したし、長い間乗るんじゃないかなぁと思っていた。

イナズマに比べると油冷エンジンの鼓動は大粒で、アメリカンとは違うが1つの癒しがあった。またイナズマの走行安定性はかなり悪かったが(後ろのタイヤが立ったままフロントが少しだけ寝てハンドルが切れまくる)、GSX1400は挙動は若干似ているものの安定性は段違いだった。特に軽いハンドリングとフレームがよじれる感じが気持ちいい。

ビッグネイキッドとは何か…を考えると1つの終着点だと思う。レーシーな水冷エンジンに見られるような急かされる部分は皆無でのんびり走れ、全体的にコシがあって踏ん張る感じがあり、乗り心地はかなり良い。どうせSSよりはるかに遅いのだから、街乗りを楽しくしたほうがネイキッドは良い。

良いバイクだったが、人はないものねだりするもので、映画トルクを見てしまったせいでSSが猛烈に欲しくなった。そしてZX-10Rを買った後、しばらくしてGSX1400は手放すことになった。街乗りには最高のバイクだったから惜しい気持ちは今でもある。

19. マジェスティ250 (2009年6月)

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弟がKATANA250から乗り換えたビッグスクーターで、しばらくビッグスクーターばかり乗っていた。私はビッグスクーターは初めてで、後にフォルツァやスカイウェイブにも少しだけ乗ったが一括りにする。

全体的に重心がばらけてて大柄感があり、しかしホイールは小さいので大きいくせにコロンと転がる感じが何とも斬新。ポジションは楽で、ブレーキが両手にあるので、走る時は本人は楽しながら「ついでで」操作してる感じになる。

特にツーリングで疲れてる時に乗り換えると、シートに座った瞬間に身体がどこまでも落ちていく幸せな感覚を味わえる。「バイクってこんなに楽だったんだぁ〜(違)」「本当に楽だなっ!」と10秒置きに呟いてしまうほど。

ただビッグスクーターに慣れてしまうと底の浅さも目立つ。エンジンは単気筒なので振動はあるものの単調で、回しても4気筒のような盛り上がりは全くない。ただ回っているだけである。ギアもないから、スピードが上がっていくと振動が早く大きくなっていくという単調さ。

短距離はいいが、長距離を楽しむのは無理で作業になってしまう。冒険感が全くない。だから便利な乗り物で否定しないが、所有しようとは絶対に思わない。

まあビッグスクーターに4気筒エンジンを積んでスポーツできたら面白いかもしれない。実際、T-MAXや外国の大型スクーターもあるわけだし。しかしあくまでスクーターであり、ハングオフとかできないし、かなり贅沢な使い方になってしまう。車の代わりと考えるのがやはり一番かな。

20. RZ250 (2009年8月)

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弟がFZR1000から乗り換えたバイク。これはハンドルがあまりに高くなっており乗りにくかった。スパーダ命な当時の私には特に響くことはなかった。今乗れば間違いなく楽しいんだけどねぇ…。

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